東アジアにおける公益思想の変容 : 近世から近代へ
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書誌事項
東アジアにおける公益思想の変容 : 近世から近代へ
(渋沢栄一記念財団叢書)
日本経済評論社, 2009.3
- タイトル読み
-
ヒガシアジア ニオケル コウエキ シソウ ノ ヘンヨウ : キンセイ カラ キンダイ エ
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注記
その他の編者: 姜克實, 見城悌治, 桐原健真
国際セミナー「比較視野のなかの社会公益事業」(東京・国際文化会館 2004年)と国際シンポジウム「中日近代企業家の人文精神と社会貢献 : 渋沢栄一と張謇の比較研究」(中国・文峰飯店 2005年)をもとにまとめたもの
内容説明・目次
内容説明
儒学をはじめとする東アジアの伝統思想が有した公益意識の実像を明らかにし、これが近代的公益事業の形成に果たした歴史的役割を、日中の企業家・教育家を中心に考察する。
目次
- 第1部 歴史における公益思想の諸相(基調講演 近世中国における儒教倫理と商人精神;東アジアの救済施設としての社倉—中井竹山『社倉私議』考;近世における経済道徳と慈善事業との関係—一つの試論;近世イギリスの社会公益事業—救貧・慈善をめぐる議論と救済の現場)
- 第2部 近代日本における公益思想の変遷(近代日本社会の形成と儒学思想;「病院」の思想—幕末維新期における西洋社会事業観念の展開;渋沢栄一にみる公益という名の慈善—東京養育院に関わる;留岡幸助の慈善事業思想—その形成と展開)
- 第3部 近代中国の公益思想(中国社会福祉史上における近代の始まり—特に「教養兼施」の「新しさ」について;近代中国実業家の社会奉仕—張謇の慈善・公益思想と活動;近代南通における社会保障システムの構築と張謇の役割について;張謇・熊希齢にみる近代社会公益思想の展開—渋沢栄一との比較を通して)
「BOOKデータベース」 より