アメリカSECの会計政策 : 高品質で国際的な会計基準の構築に向けて
著者
書誌事項
アメリカSECの会計政策 : 高品質で国際的な会計基準の構築に向けて
中央経済社, 2009.3
- タイトル別名
-
Accounting regulation by the U.S. securities and exchange commission
- タイトル読み
-
アメリカ SEC ノ カイケイ セイサク : コウヒンシツデ コクサイテキナ カイケイ キジュン ノ コウチク ニ ムケテ
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注記
参考文献: p321-355
内容説明・目次
内容説明
本書は、アメリカ証券取引委員会(SEC)が、アメリカにおける国際財務報告基準(IFRSs)の受入れの決定を下すまでの過程について、第一次資料をもとに忠実に辿るとともに、その決定までの根底に流れ、またその背後に潜むSECの会計政策の思考ないし思想について明らかにしたものである。U.S.GAAPとIFRSsの差異のひとつは、原則主義と細則主義という会計基準の設定方法にある。本書では、この原則主義の基本問題についても論じ、SECによるIFRSs受入れ政策の問題に迫るとともに、IFRSs受入れと調整表作成・開示規制の撤廃の取組みを紐解くなかで、「高品質で国際的な会計基準」の実像を描き出している。
目次
- 金融危機とSECの会計規制
- 第1部 SECによる会計基準・開示規制の展開と国際会計基準の評価(SECの会計基準設定権限の展開;会計基準のコンバージェンスとFASBのミッション;SECによる証券市場の国際化への会計基準・開示規制の展開;SECによるIASCコア・スタンダード・プロジェクトの評価)
- 第2部 SEC調整表作成・開示規制と調整表情報の意思決定有用性(SEC調整表作成・開示規制の展開;SECの相互承認戦略の光と影—アメリカ・カナダ間の多国間管轄開示制度をもとにして;相互承認制度としての多国間管轄開示制度と調整表作成・開示規制;SEC調整表情報の意思決定有用性)
- 第3部 SECによる会計基準のコンバージェンスと国際財務報告基準の受入れ政策(SECによる会計基準のコンバージェンスとU.S.—EUサミットの役割;原則主義会計基準と概念フレームワーク;SECの国際財務報告基準の受入れ政策・1—IFRSs受入れを巡るアメリカの対応;SECの国際財務報告基準の受入れ政策・2—IFRSsの選択論と採用論への展開)
「BOOKデータベース」 より