東京文芸散歩
著者
書誌事項
東京文芸散歩
(角川文庫, 15630)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.3
- タイトル別名
-
一葉からはじめる東京町歩き
- タイトル読み
-
トウキョウ ブンゲイ サンポ
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注記
2004年、実業之日本社より刊行された『一葉からはじめる東京町歩き』を再編集の上、改題したもの
引用出典・主要参考図書一覧: p269-270
内容説明・目次
内容説明
浅草寺は『放浪記』を手に仲見世と文士たちの通った名店を。本郷通りは、『三四郎』と一緒に東大生御用達の老舗と下宿屋を。『武蔵野夫人』は湧水の流れとともに…。文士と出会う、あの道、この街。文学を味わうように、その土地のドラマを足で感じる。24のコースを、漱石、一葉、太宰から乱歩、向田邦子など、街をいつくしむ散歩の名文とともに収録。名所、名店も押さえた便利なイラストマップつき。東京散歩の決定版。
目次
- 第1章 一葉、鴎外、晶子が歩いた町へ(竜泉・千束 一葉の不滅の名作を生んだ下町へ—樋口一葉『たけくらべ』;本郷通り 近代日本の誇りをめざした「地図」と散歩—森鴎外『青年』『雁』;菊坂 伝説のホテルと一葉の路地の青春—近藤富枝『本郷菊富士ホテル』、宇野千代『生きて行く私』 ほか)
- 第2章 下町 江戸とモダンの散歩道、そして路地、横丁(浅草寺 「心うきうき」雑踏の優しい町へ—林芙美子『放浪記』;浅草六区 ようこそ「十二階」の魔窟へ—谷崎潤一郎『秘密』;向島・寺島 江戸以来の艶なる隠れ里「墨堤」の今昔—幸田文『おとうと』 ほか)
- 第3章 山の手・武蔵野 幻の郊外、面影の風景を訪ねて(渋谷 「散歩文芸ここに生まれる」もと水車村—国木田独歩『欺かざるの記』『武蔵野』;麻布 街路樹が輝いた雨上がりの散歩—梶井基次郎『橡の花』;神楽坂 坂と石畳の路地、色香のしみる山の手—永井荷風『夏すがた』 ほか)
「BOOKデータベース」 より