寺社と芸能の中世
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書誌事項
寺社と芸能の中世
(日本史リブレット, 80)
山川出版社, 2009.4
- タイトル読み
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ジシャ ト ゲイノウ ノ チュウセイ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
寺院や神社の境内には、清澄で落ち着いた空気が流れている。仏堂や社殿など、多くの建築が歳月をへてしぶい色をみせていることも、あの特有の雰囲気をつくりだしているだろう。しかし、かつて寺社の境内は、もっとにぎやかで楽しい場所だったかもしれないのである。法会や祭礼の日はもちろん、そうでないときにも僧侶や神官たちはしばしば田楽・延年・猿楽などの芸能を楽しんだ。多くの芸能者たちが寺社に出入りし、僧や神官、美しく装った稚児たちが芸能を鑑賞し、みずから演じてもいた。中世の寺社は、劇場でもあった。
目次
- 寺社・もうひとつの中世社会
- 1 田楽・邪気払いの呪法(永長の大田楽;武家と田楽 ほか)
- 2 延年・僧と稚児の競演(遐齢延年;開会式と音楽会 ほか)
- 3 猿楽・四座と寺社の葛藤(田楽から猿楽へ;室町時代の薪猿楽 ほか)
- 中世への回路
「BOOKデータベース」 より