富士には月見草 : 太宰治100の名言・名場面
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書誌事項
富士には月見草 : 太宰治100の名言・名場面
(新潮文庫, 8684,
新潮社, 2009.5
- タイトル読み
-
フジ ニワ ツキミソウ : ダザイ オサム 100 ノ メイゲン・メイバメン
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注記
シリーズ名の巻冊「8684」は標題紙から、「た-2-51」は奥付の記載による
内容説明・目次
内容説明
27歳の処女作品集のタイトルは『晩年』。冒頭は「死のうと思っていた」—太宰の作品は筆名、書名、書き出し、引用、どれも読者の意表を衝くが、これらはすべて周到な計算によっている。長年作品を読み続けた作家が、とっておきの100場面を選び、解説する。内心の告白と同時に外見に執拗にこだわる100年前の文豪の感性は、実は現代の若者とそっくり同じである。生誕100年記念出版。
目次
- 死のうと思っていた—「葉」
- 役者になりたい—「葉」
- 老いぼれた人の横顔に似ていた—「魚服記」
- 鮒はじっとうごかなくなった—「魚服記」
- たけは又、私に道徳を教えた—「思い出」
- 腰が痛いからあんまやっている—「思い出」
- 自分をいいおとこだと信じていた—「思い出」
- 何ごとにも有頂天になり易い性質—「思い出」
- 私は散りかけている花弁であった—「思い出」
- ひとを笑わせることの出来る表情—「思い出」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より