排出権取引は地球を救えない! : 環境問題のカモにされるニッポン
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書誌事項
排出権取引は地球を救えない! : 環境問題のカモにされるニッポン
(Kobunsha paperbacks, 132)
光文社, 2009.3
- タイトル別名
-
The Trap of Emissions Trading
- タイトル読み
-
ハイシュツケン トリヒキ ワ チキュウ オ スクエナイ : カンキョウ モンダイ ノ カモ ニ サレル ニッポン
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注記
文献:p287
内容説明・目次
内容説明
「地球温暖化」を防ぐために考えだされたのが「排出権取引」であることは、みなさんもご存知のことと思う。二酸化炭素などの温室効果ガスを減らすため、各国はあらかじめ削減目標を決めている。この目標に達しない場合、「排出権」なる権利を売買することで「目標達成」とみなすことができるわけだ。だが、排出権取引というのは、どう考えても金持ちである日本を「引っかけて」カモにする、言ってみれば「市場原理主義」の悪いところをかき集めたような制度だ。まさに世界を恐慌に落とし込んだサブプライムローンと同じなのである。しかも、そのメカニズムの複雑さにつけ込んで、シカゴ、ロンドン、ニューヨークといった胴元だけが儲かるような腹黒いビジネスとなっている。冷静に考えれば、排出権取引なんか即刻止めるべきなのだ。さもないと、日本はただ食い物にされ、カネを巻き上げられて終わりである。アメリカの希望を背負ったオバマ大統領が主張する「グリーン・ニューディール」とは、まさに日本をはめるための渾身の一撃なのである。
目次
- 序章 排出権取引には激烈な「副作用」がある!
- 第1章 地球は本当に「病気」なのか?—ゴア『不都合な真実』VS.クライトン『恐怖の存在』
- 第2章 排出権取引は排ガスを減らせるのか?—地球の「病気」を治すというメカニズムの検証
- 第3章 排出権取引が導入されると何が起こるのか?—「クレジット」をめぐる疑心暗鬼の世界
- 第4章 「ポスト京都」をにらんだ各国のせめぎ合い—二酸化炭素が武器に使われるエネルギー戦争
- 終章 排出権取引「7つの魔性」—「地球を救う」ことができないカラクリのまとめ
「BOOKデータベース」 より