工作者の論理と背理
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工作者の論理と背理
(谷川雁セレクション : 「戦後思想」を読み直す / 谷川雁著 ; 岩崎稔, 米谷匡史編, 1)
日本経済評論社, 2009.5
- タイトル読み
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コウサクシャ ノ ロンリ ト ハイリ
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注記
著者の肖像あり
解題: p399-404
著作一覧: p405-408
内容説明・目次
内容説明
「瞬間の王」は死んだの名句を残して詩作から離れた谷川雁の刊行された全詩集を収録。左翼運動のさなか自ら「工作者」として、民衆のサークル運動に力を注ぎ、思想の「自立」に賭けた革命詩人の軌跡を辿る。
目次
- 1 詩篇(伝達;大地の商人;天山;『谷川雁詩集』あとがき;わたしの物置小屋;断言肯定命題)
- 2 工作者の論理(無を噛みくだく融合へ—現代詩がめざしているもの;工作者の死体に萌えるもの;現代詩の歴史的自覚—戦後意識の完結をめぐって;工作者の論理;観測者と工作者)
- 3 定型の超克(党員詩人の戦争責任;死後轢断;民衆の無党派的エネルギー;沈黙の夜を解くもの;明日へ生きのびること;私のなかのグァムの兵士;乗りこえられた前衛;さしあたってこれだけは「共同声明」;定型の超克;前衛の不在をめぐって;転向論の倒錯;『戦闘への招待』あとがき;わが組織空間)
- 4 サークルと集団(さらに深く集団の意味を—『サークル村』創刊宣言;女たちの新しい夜;女のわかりよさ;報告風の不満—九州の情勢をめぐって;「全国交流誌」発刊準備について「共同声明」;荒野の言葉あり—上野英信への手紙;政治的前衛とサー来る;人民文化創造の基礎を—学生サークル活動に望む;サークル村始末記;試行のために「『試行』創刊宣言」;あなたのなかに建設すべき自立学校を探求しよう!;権力止揚の回廊—自立学校をめぐって)
「BOOKデータベース」 より