原点の幻視者
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原点の幻視者
(谷川雁セレクション : 「戦後思想」を読み直す / 谷川雁著 ; 岩崎稔, 米谷匡史編, 2)
日本経済評論社, 2009.5
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ゲンテン ノ ゲンシシャ
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Note
著者の肖像あり
解題: p381-386
著作一覧: p387-390
Description and Table of Contents
Description
原点が存在するの名作を残した谷川雁のいう「原点」とは何だったのか?筑豊の炭坑労働者の運動から、子どもたちの「人体交響劇」や宮沢賢治論に至るまで、無限に広がる思考の空間を探索する。
Table of Contents
- 1 原点が存在する(原点が存在する;現代詩における近代主義と農民;東洋の村の入口で;農村と詩;幻影の革命政府について;反省なき日々)
- 2 筑豊・大正闘争(熱い泥の激突;反暴力;自立組織の構成法について;ここに酒あり;ミイケはどこへいったか;民主集中制の対極を;百時間;越境された労働運動;筑豊炭田への弔辞;献花)
- 3 九州/朝鮮/沖縄(ここはとかげの頭—夷狄風の貪欲な美しさ;近代の超克・私の解説;日本の二重構造;無の造型—私の差別「原論」;朝鮮よ、九州の共犯者よ;からまつ林からの挨拶;「南」の北としての文学を)
- 4 意識の海のものがたりへ(「神話ごっこ」の十五年;意識の海のものがたりへ;虚空に季節あり;「心象スケッチ」静止態;「呪の世界」へつづく変革;人体表現をしませんか;ドーム感覚の造型へ—“人体交響劇”で賢治を表現する)
- 5 メビウスの帯の囚人(私記風の予感;二つのモダニズム—60年安保から30年;首のないはじまり—終り;海夫の風流興るとき—日高六郎様;「非水銀性」水俣病・一号患者の死—石牟礼道子様;「白い眼」のエロスの隣り—岡本達明様;メビウスの帯の囚人—藤間生大様;「井上光晴への」弔辞)
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