Bibliographic Information

海松 (みる)

稲葉真弓著

新潮社, 2009.4

Other Title

海松

Title Transcription

ミル

Available at  / 48 libraries

Contents of Works

  • 海松 (みる)
  • 光の沼
  • 桟橋
  • 指の上の深海

Description and Table of Contents

Description

舞台は、志摩半島の一角、小さな湾近くの傾斜地。そこに土地を買い、家を建て、改めて、自分と現実のすべてについて、新しい生の感覚を見出そうとして暮らす。場処を決めたのは、オスの雉。見知らぬ道をタクシーで通りかかったとき、ふと、歩いている雉を見て、奇跡に出遭ったように、心がふるえた。家の棟上式で一本ずつ立つ柱に、主である木を私は持つのだ、と感動する。生死のはざまで自分の皮を脱ぐ、ヘビの抜け殻を拾ってうける暗示…。そんな、ある生活事始めといった光景が、弾みと生彩ある言葉で展開される、川端康成文学賞受賞作。

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BA90058373
  • ISBN
    • 9784104709021
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    169p
  • Size
    20cm
  • Classification
Page Top