書誌事項

論戦力

筆坂秀世 [著]

(祥伝社新書, 157)

祥伝社, 2009.4

タイトル読み

ロンセンリョク

内容説明・目次

内容説明

抜群のテクニックを誇る小泉純一郎、二の矢、三の矢まで用意する不破哲三、論戦力を勘違いしていた安倍晋三。石橋を叩いて壊す志位和夫、喧嘩をふっかける菅直人。訥弁で、政治をシンプルに考える小沢一郎、「覚悟」のない麻生太郎は論外、とばっさり。勘は鋭いのだが、いくつも質問しては、はぐらかされる福島瑞穂、意外と上手だった小渕恵三など、古今の論戦を具体的事例をあげて述べる。論戦力とは、しょせん胆力、相手への人格攻撃だけは絶対してはならない。その点でつまずいた辻元清美。また、鈴木宗男の質問力には舌を巻くと著者はいう。優れた政治家とダメな政治家が、一読で分かる一冊。

目次

  • 第1章 党首の論戦力—4人の力量(政治家の「覚悟」に欠ける麻生首相;政治をシンプルにする天才・小沢一郎;石橋を叩いても渡らない志位和夫;勘は鋭いのだが…福島瑞穂)
  • 第2章 歴代総理の論戦力—5人の個性(橋本龍太郎の二つの顔;クエスチョンタイム(党首討論)最初の首相・小渕恵三;懇切丁寧な答弁を心がけた森喜朗;手強かった小泉純一郎;論戦力を勘違いした安倍晋三)
  • 第3章 花の予算委員会—野党議員の晴れ舞台(論戦力が試される予算委;三の矢まで放つ不破哲三;喧嘩屋・菅直人;予算委の論客たち;女性議員の注目株;論戦力を競う国会へ)
  • 第4章 論戦の巧拙はどこで決まるか—胆力と準備(まずは質問の準備から;度胸プラスアルファ;愛嬌も必要)

「BOOKデータベース」 より

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