汽車旅放浪記
著者
書誌事項
汽車旅放浪記
(新潮文庫, せ-6-5,
新潮社, 2009.6
- タイトル読み
-
キシャタビ ホウロウキ
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内容説明・目次
内容説明
日本人が愛してやまない鉄道。これまで夏目漱石、松本清張、宮脇俊三など、多くの作家がその作品に登場させてきた。『三四郎』の山陽本線から『点と線』の鹿児島本線まで、作品の舞台となった路線に乗り、調べ、あの名シーンを追体験。路線の歴史のみならず、背後に隠された作家たちの思いや、彼らと鉄道との知られざる関係を辿る。文学好きも鉄道好きも大満足の時間旅行エッセイ。
目次
- 楽しい汽車旅(トンネルを抜ければ「異界」—上越線;東京のとなりの「鄙」—久留里線、いすみ鉄道、小湊鉄道;三十八年の一瞬—北陸本線;清張の旅情、芙美子の駅—香椎線、鹿児島本線、筑豊本線;太宰治の帰郷—津軽海峡線、津軽線、津軽鉄道;オホーツク発、銀河行き—樺太東部本線終点栄浜(サハリン・スタロドゥプスコエ))
- 宮脇俊三の時間旅行(蝉しぐれの沈黙—左沢線、山形鉄道フラワー長井線、米坂線;時刻表を「読む」ということ—のと鉄道、氷見線;ローカル線車内風景—只見線、大井川鐵道井川線、わたらせ渓谷鐵道;汽車好きの原風景—宮脇俊三と昭和戦前)
- 「坊っちゃん」たちが乗った汽車(漱石と汽車—九州鉄道、山陽鉄道、東海道線;二十世紀を代表するもの—満鉄本線、三江線、東京路面電車;時を駆ける鉄道—都電荒川線、甲武鉄道;汽車は永遠に岡山に着かない—東海道、山陽、鹿児島各本線、御殿場線;初老「鉄ちゃん」はかわいいか—「あとがき」にかえて‐大糸線)
「BOOKデータベース」 より