北の海の白い十字架
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書誌事項
北の海の白い十字架
(鈴木喜代春児童文学選集, 第7巻)
らくだ出版, 2009.5
- タイトル読み
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キタ ノ ウミ ノ シロイ ジュウジカ
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内容説明・目次
内容説明
1889年(明治22年)10月30日、青森県津軽半島の海岸で、アメリカの貨物帆船チェスボロー号が座礁。現地の車力村の人々の努力で4名が救助されますが、20名が亡くなりました。亡くなった20人の慰霊のため、車力村の海をのぞむ高台に十字架が建てられています。本書は、村人が一丸となって船員を救助する細かい描写に感動させられますが、同時にわずか120年前の出来ごとにもかかわらず、アメリカ船の事故を県庁に伝える通信手段がなく、63キロの道を、二人の若者が走り通して伝達したという記録に驚かされます。
目次
- 第1章 チェス・ボロー号
- 第2章 吹きあれる海
- 第3章 浜の人たち
- 第4章 青い目に赤い髪の人
- 第5章 「死ぬでねえど」
- 第6章 ふたりは走る
- 第7章 四人の出立
- 終章 アメリカなし
「BOOKデータベース」 より