津軽ボサマの旅三味線
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書誌事項
津軽ボサマの旅三味線
(鈴木喜代春児童文学選集, 第9巻)
らくだ出版, 2009.4
- タイトル読み
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ツガル ボサマ ノ タビジャミセン
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内容説明・目次
内容説明
「津軽ボサマ」とは、お寺のお坊さんのことではありません。三味線を弾き、民謡を歌って歩く、盲目のさすらい人のこと。幼い頃、「はしか」で失明した人が多いのです。省二郎も、その一人です。小作農の次男ですから、自分の力で働いて食っていかねばなりません。ですが、盲目の人に、働き口はありません。省二郎は、すすんでボサマになります。家々の門口で三味線を弾き、民謡を歌い、わずかの米をもらいます。でも、こじきではありません。音楽という、人の心をゆさぶる立派な「芸術」を提供します。本書は、省二郎を、愛情をもって描く名作です。
「BOOKデータベース」 より