王朝百首
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王朝百首
(講談社文芸文庫, [つE3])
講談社, 2009.7
- タイトル読み
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オウチョウ ヒャクシュ
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注記
年譜: p340-352
著者目録: p353-362
内容説明・目次
内容説明
百人一首に秀歌はない—かるた遊びを通して日本人に最も親しまれる「小倉百人一首」(藤原定家・撰)にあえて挑戦、前衛歌人にして“現代の定家”とも称されたアンソロジスト塚本邦雄が選び抜き、自由奔放な散文詞と鋭い評釈を対置した秀歌百。『定家百首』『百句燦燦』と並び塚本美学の中核であると同時に、日本の言葉の「さはやかさ」「あてやかさ」を現代に蘇らせんとする至情があふれる魂魄の詞華集である。
目次
- 月やあらぬ春や昔の春ならぬ(在原業平)
- 盃に春のなみだをそそぎける(式子内親王)
- 春は花散るや千種におもへども(藤原義孝)
- うすく濃き野邊のみどりの若草に(宮内卿)
- 見渡せば山もと霞む水無瀬川(後鳥羽院)
- 淺みどり花もひとつに霞みつつ(菅原孝標女)
- はかなさをほかにもいはじさくらばな(藤原實定)
- 知るらめや霞の空をながめつつ(中務)
- たづねつる花もわが身もおとろへて(良暹法師)
- 春といへばなべてかすみやわたるらむ(小侍從)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より