陸軍良識派の研究 : 見落とされた昭和人物伝
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陸軍良識派の研究 : 見落とされた昭和人物伝
(光人社NF文庫)
光人社, 2005.3
- タイトル読み
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リクグン リョウシキハ ノ ケンキュウ : ミオトサレタ ショウワ ジンブツデン
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内容説明・目次
内容説明
軍隊という組織にあって、己れの生命を国家に捧げることを本義とする職人軍人。その反理性、反知性たる枠組の中に身を置きながらも、時代状況、国際的位置、軍事能力などを客観的に捉え、見極め、時流に抗してもみずからの信条に従って使命遂行に奔命した男の戦い。理性的な軍人たちの系譜とその実像に迫る話題作。
目次
- 第1部 陸軍良識派の意味とその系譜(良識派の軍人像を考える;参謀本部の作戦参謀を検証する)
- 第2部 良識派軍人の実像とその発想(石原莞爾(日中戦争時の第一部長);武藤章(日米開戦時の軍務局長);今村均(自らに責任を課した軍人);渡辺錠太郎(二・二六事件で斬殺された硬骨軍人);下村定(陸軍解体の見届け役をつとめた陸相);河辺虎四郎(統帥の崩壊に立ち会った参謀次長);宮崎/繁三郎(インパール戦・最後尾から撤退した人格者指揮官);辰己栄一(対英非戦を訴えた駐在武官);石井秋穂(日米開戦に苦悩した政治将校);堀栄三(独自の情報哲学をもった情報参謀))
- 第3部 昭和陸軍の実像をどう伝えるか(一木支隊の兵士とその現在;戦後の宰相・吉田茂が見た昭和陸軍論)
「BOOKデータベース」 より