刑事事実認定の理想と現実
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刑事事実認定の理想と現実
法律文化社, 2009.8
- タイトル読み
-
ケイジ ジジツ ニンテイ ノ リソウ ト ゲンジツ
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内容説明・目次
内容説明
近年相次いで明るみに出た冤罪事件。裁判員制度のもとで、刑事裁判最大の不幸=冤罪を防ぐことができるのか?長年にわたり刑事裁判官をつとめた著者が、自身の経験を通して「冤罪を生む構造」を明らかにし、事実認定適正化の方途を説得的に展開する!書き下ろし「補論 足利事件について」を収載。
目次
- 第1部 刑事事実認定のあり方(刑事事実認定の理想と現実;刑事事実認定の基本的あり方;不意打ち認定と訴因—昭和六三年判例への疑問;自白の任意性判断などに関する提言—平成一二年の二つの裁判例を題材として)
- 第2部 取調べの可視化と捜査・弁護のあり方(取調べの可視化について;鹿児島選挙違反事件(志布志事件)にみる密室取調べの弊害;隘路の中の刑事弁護—現状を打開する方策はあるか)
- 第3部 裁判官のあり方(証人尋問と裁判官の役割—聞き手としての裁判官と供述の引き出し役としての裁判官;求められる裁判官の資質などについて;裁判員裁判における裁判長の訴訟指揮はいかにあるべきか)
- 補論 足利事件について
「BOOKデータベース」 より