オモニ太平記
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オモニ太平記
(講談社文芸文庫, [お-H4])
講談社, 2009.8
- タイトル読み
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オモニ タイヘイキ
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注記
年譜: p319-326
著書目録: p327-333
内容説明・目次
内容説明
一九一〇年生まれ、済州島からキミガヨ丸で大阪に上陸、異国で辛酸を嘗めたオモニ。文字を識らない彼女の生活の襞から生まれた日韓チャンポンの「オモニ語」と自由闊達な人柄に娘婿小田は振り回されつつ魅せられる。カルチャー・ギャップに起因する珍騒動が明るい笑いを誘う一方、家族に影を落とす差別や国家分断の痛みをも容赦なく抉り出す。行動し、書いた小田実の肉声が鮮やかなヒューマン・エッセイ。
目次
- カラフトのオモニたち
- ヤクジャと思想家
- 「オモニ語」と「アボジ語」
- キミガヨ丸とクンデワン
- ウニ首相の妓生遊び
- おたがい、がんばったな
- 「ゲーリー・クーパー」の「朝鮮」
- 「日本海」と「東海」
- ご飯はマラソ食べるんや
- もうそんなにうらめへんねん〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より