書誌事項

栗生楽泉園入所者証言集

谺雄二, 福岡安則, 黒坂愛衣編

栗生楽泉園入園者自治会 , 創土社 (発売), 2009.8

タイトル読み

クリュウ ラクセンエン ニュウショシャ ショウゲンシュウ

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注記

刊行助成: 群馬県

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784789300810

内容説明

国立ハンセン病療養所、群馬県草津温泉郷・栗生楽泉園でハンセン病隔離政策を生き抜いた51人の証言。

目次

  • 証言1 湯之沢を経験したひとたちの語り(銃殺されたほうがマシな処遇のなかを生き延びて;先生になる夢を絶たれて;三歳の子を夫の実家に置いて楽泉園へ;人間扱いされてこなかった無念の思いを晴らしたい;湯之沢から保育所をへて楽泉園へ;執拗な入所勧奨がなければ妹も自殺することはなかった;入所者を人間として扱ってくれていたなら…;一人の力でなくみんなの力で)
  • 証言2 人権闘争以前に入所したひとたちの語り(重監房は日本のアウシュヴィッツ;「伝染病」の貼り紙の「お召し列車」で収容されて;病気の夫と一緒に栗生の「自由地区」へ;実存主義を超えて—隔離政策と闘いつづける;死の淵からの生還;一五の冬に草津へむけて出郷;眼科の専門医がおらず失明)
巻冊次

中 ISBN 9784789300827

内容説明

国立ハンセン病療養所、群馬県草津温泉郷・栗生楽泉園でハンセン病隔離政策を生き抜いた51人の証言。

目次

証言2 人権闘争以前に入所したひとたちの語り(続)(療養所の医者に治療意欲がなかったため失明;重監房のこと、不自由者の結婚…;家族や郷里と連絡途絶えて;不自由者の身をもっての訴えでいまの療養所がある;堕胎児真理子曼陀羅;うちの家族はこの病気になった身内を裏切らなかったよ;「園から出て行け、外で按摩でもやれ」と言われて…;外の社会には居場所がなかった;ここに何十年もいるようになると、すべて諦めた;行き先も教えられずに連れて来られて;植民地支配下の韓国からやってきて発病;逆境の中でも要領よく生きてきたと思う;「昭和二二年の人権闘争」が境目;故郷ではわたしは死んだことになっている;手錠をかけられての強制収容;長島愛生園から小舟で逃走したことも…;空襲のなか陸軍病院から草津へ護送;三〇代だったら社会復帰できたのに;帰りたい一心だったけど、退所さしてくれなかった;乳飲み子連れで楽泉園に収容されて…;草津に来て鶴田先生の勧めで楽泉園へ)
巻冊次

下 ISBN 9784789300834

内容説明

国立ハンセン病療養所、群馬県草津温泉郷・栗生楽泉園でハンセン病隔離政策を生き抜いた51人の証言。

目次

  • 証言3 人権闘争以後に入所したひとたちの語り(新良田教室二期生から社会復帰へ;死んだらここで日本の土になる;専門の眼科医がおらず失明に;半社会復帰訓練で「山村園芸」を;手足を悪化させた強制作業;入所していた兄を頼りに兵庫県から;園内のガスボンベの取付けを一手に引き受けて;一緒に入所した父親は、ここで亡くなった;晩秋の残り香—わしは入所の必要はなかったんだ;予防法さえなかったら別の人生があった;堕胎させられた子の声がいまも耳元に残る;戦後の来日で発症して…;二十年余の社会復帰をへて再入所;療養所は、体裁のいい定住の地だね;予防法によってわたしの人生の多くが奪われた;労務外出で怪我をしたあとは、ここで時計屋を;消毒もされず一般病院で治療ができたなら;母のこと、弟のことを想うと…)
  • 証言4 ハンセン病病歴者の生に伴走したひとたちの証言(激動の時代に分館職員として勤めて;看護婦として、配偶者として;楽泉園で准看護婦の職を全うして;看護助手として定年まで勤めた後も…;最新・ハンセン病基礎講座;全生園と楽泉園で基本科医師として過ごして;弁護士座談会—ハンセン病訴訟にかかわって)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA91238701
  • ISBN
    • 9784789300810
    • 9784789300827
    • 9784789300834
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    草津町 (群馬県),東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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