波の塔
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波の塔
(文春文庫, [ま-1-121],
文藝春秋, 2009.9
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ナミ ノ トウ
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注記
「松本清張全集18」 第1刷 (1972年1月刊)、第9刷 (2008年6月刊) を底本としたもの
ブックジャケットに「長編ミステリー傑作選 松本清張記念館監修」とあり
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784167697228
内容説明
R省の局長を父にもつ田沢輪香子は、旅で知り合った考古学好きの青年と深大寺で再会する。和服の女性と一緒のその青年は小野木喬夫といい、東京地検の新任検事であった。喬夫と連れの女性・結城頼子は仮度かの逢瀬を重ねてきたが、頼子は喬夫に素性を明かすことはなかった。輪香子はその後、喬夫と交流をもつようになる。
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784167697235
内容説明
結城頼子の夫は政治家がらみの情報ブローカーで、R省を舞台にした汚職事件に深く関わっていた。特捜部の担当検事として捜査をし、喬夫は初めて頼子の真の姿を知る。悩んだ末に新たな道に踏み出そうとする喬夫だが…。新任検事と被疑者の妻の悲恋を、彼に憧れる若い女性の思慕と対比して描いた異色の恋愛小説。
「BOOKデータベース」 より