ピアノを弾くニーチェ
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ピアノを弾くニーチェ
新書館, 2009.9
- タイトル読み
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ピアノ オ ヒク ニーチェ
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内容説明・目次
内容説明
発病後、母親とイエナで暮らしていたころのこととして、こんな話が伝えられている。母親が知人の家を訪ねようとすると、まるで子どものようにニーチェが後を追ってくるので、彼女は彼をその家のピアノの前に座らせ、いくつかの和音を弾いて聴かせる。すると彼は、何時間でもそれを即興で変奏しつづける…この話を読むたびに私は、いつも胸のつまる思いがする—傘寿を過ぎた哲学者・木田元が自在に綴った日々の思索には、生き抜くためのヒントが満ちています。
目次
- 第1章 読書余滴(大量生産の秘密;近松門左衛門の謎;和算小説の面白さ ほか)
- 第2章 あすへの話題(星屑のステージ;巴里祭;風太郎さんの明治小説 ほか)
- 第3章 読書雑記(川上弘美『センセイの鞄』解説;北森鴻『孔雀狂想曲』解説;本当になにもかもを小林秀雄に教わった—小林秀雄『モオツァルト』 ほか)
「BOOKデータベース」 より