オペラ・シンドローム : 愛と死の饗宴
著者
書誌事項
オペラ・シンドローム : 愛と死の饗宴
(NHKブックス, 1142)
日本放送出版協会, 2009.9
- タイトル別名
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オペラシンドローム : 愛と死の饗宴
- タイトル読み
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オペラ シンドローム : アイ ト シ ノ キョウエン
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注記
登場作曲家年表: p236-237
内容説明・目次
内容説明
ド派手な舞台に華麗な衣裳、奇想天外な物語に魂をゆさぶる音楽、そして、湧き出す情念そのままに歌い上げる歌手たちの声—。イタリアで生まれて四〇〇年、オペラは今なお世界で、「最強の総合芸術」「娯楽の王様」として君臨し続けている。そこでは、王侯貴族のような豪華絢爛な気分を味わってもいいし、形式美を楽しんでもいいし、残酷な悲劇の結末に感涙してもいい。オペラに正しい見方はない。いや、あらゆる見方が正しいのだ。「命をかけるべき最高の遊戯」とまで言い放つ偏愛主義者が説く、入名書でかつ極め付きのオペラ至上論である。
目次
- 第1章 ドン・ジョヴァンニの正体—モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』
- 第2章 楽壇のナポレオン—ロッシーニ『アルジェのイタリア女』『ランスへの旅』
- 第3章 歌姫たちの超絶技巧—ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』、ベッリーニ『ノルマ』
- 第4章 救いのないマッチョ・オペラ—ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』『運命の力』
- 第5章 主役を操る悪役—ヴェルディ『オテロ』
- 第6章 極上なる催眠—ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
- 第7章 「蝶々夫人」と息子の物語—プッチーニ『蝶々夫人』
- 第8章 完璧なるマニエリスム—R.シュトラウス『ばらの騎士』
- 第9章 オペラではすべてが許される—ショスタコーヴィチ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
「BOOKデータベース」 より