大計なき国家・日本の末路 : 日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの
著者
書誌事項
大計なき国家・日本の末路 : 日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの
祥伝社, 2009.9
- タイトル読み
-
タイケイ ナキ コッカ ニホン ノ マツロ : ニホン ト ドイツ ソレゾレ ノ センゴ オ ワケタ モノ
大学図書館所蔵 件 / 全37件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p280-284
内容説明・目次
内容説明
周辺国との関係を修復し、ロシアとも巧みに連携をはかり、いまやEUの実質的中心国としてゆるぎない存在感を見せつけるドイツ。それに対して、アジアにおいても世界においても、その存在感がますます希薄になりつつある日本。その差はどこから生じたのか。戦後補償、周辺国との関係、領土問題、再軍備、歴史教育、情報機関、メディア、政治家など、それぞれのテーマで日独の戦後64年を比較検証し、現在の日本の問題を浮き彫りにする。
目次
- 1章 戦後ドイツの「国家百年の計」—大欧州連合の構想は、どこから生まれたか
- 2章 ドイツ人捕虜一一〇〇万人の運命—悲惨な抑留体験から見る戦争の本質
- 3章 ドイツはなぜ、反論を封印したのか—一般市民一二〇〇万の過酷体験からドイツが学んだこと
- 4章 「ニュルンベルク裁判」と「東京裁判」—裁判の受けとめ方に見る日独の大きな差異
- 5章 情報戦略と諜報機関(その1)—生き馬の目を抜く情報戦の実態と「ゲーレン機関」
- 6章 情報戦略と諜報機関(その2)—世界の中の「情報欠乏国家」日本の惨憺
- 7章 再軍備と旧軍人の処遇—旧軍人を復興に活用した国、社会から葬った国
- 8章 国家の自立、政治化の責任—なぜ日本は目先しか見えず、国益を失うのか
- 9章 国運を左右するメディアの責任—なぜドイツは、報道の質に対する要求レベルが高いのか
- 10章 教育は国家百年の大計—戦勝国の指示を聞き流した国、真に受けた国
- 終章 独自の憲法を持つ国・持たぬ国—なぜ日本は、国家の芯を抜かれてしまったのか
「BOOKデータベース」 より