鞍馬天狗はどこへ行く : 小説に読む幕末・維新
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鞍馬天狗はどこへ行く : 小説に読む幕末・維新
新日本出版社, 2009.8
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鞍馬天狗はどこへ行く : 小説に読む幕末維新
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クラマ テング ワ ドコ エ ユク : ショウセツ ニ ヨム バクマツ イシン
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主な参考文献: p254
Description and Table of Contents
Description
激浪を抗う主人公たちに何を見るのか。作品の多くを幕末・維新に求めた作家は少なくない。鞍馬天狗、勝海舟、篤姫ら歴史を彩る主人公から無名の民まで、日本社会を近代へと転換させたこの時代をどう描いたのか。そこに反映されたものと、反映されなかったものは何か—11の作品を読み返しながら探る。
Table of Contents
- 街道を吹き抜けた歴史の風—島崎藤村「夜明け前」
- 歴史のなかの個人、個人のなかの歴史—安岡章太郎「流離譚」
- テロは歴史を変えたか—吉村昭「桜田門外ノ変」
- 稀代の策士か早すぎた志士か—藤沢周平「回天の門」
- 「徳川」を背負わされた姫たち—宮尾登美子「天璋院篤姫」、有吉佐和子「和宮様御留」
- 一個独立の反権力者として—大佛次郎「鞍馬天狗」
- 武力が国を誤らせる—子母澤寛「勝海舟」
- 女たちのいくさは苛酷にすぎて—津村節子「流星雨」
- 封建倫理のがれ近代個人へ—本庄陸男「石狩川」
- 官僚専制国家への批判の目—司馬遼太郎「翔ぶが如く」
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