アトムの命題 : 手塚治虫と戦後まんがの主題

書誌事項

アトムの命題 : 手塚治虫と戦後まんがの主題

大塚英志 [著]

(角川文庫, 15881)

角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.9

タイトル読み

アトム ノ メイダイ : テズカ オサム ト センゴ マンガ ノ シュダイ

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注記

徳間書店発行 (2003年4月刊) に註と補章を新たに加え文庫化したもの

内容説明・目次

内容説明

2003年4月7日、アトムが生まれた。そしてその日、世界は戦時下にあった…。記号的表現として決して傷つかないまんがキャラクターを、手塚治虫が実際に血を流す存在として描いた時、戦後まんがは始まった。手塚はなぜまんがの登場人物に、リアルな身体と心を与えたのか、なぜアトムは大人になるのを拒んだのか。戦後から現在に至るまで、まんがに流れる「アトムの命題」を解き明かした画期的な評論。

目次

  • 序章 2003年4月7日アトム誕生の日 その日、世界は「戦時下」にあった。
  • 第1章 1947年4月1日『新宝島』刊行 映像的手法という神話。
  • 第2章 1930年代手塚治虫以前 まんが記号説はいかにして生まれたか。
  • 第3章 1945年6月『勝利の日まで』脱稿 ミッキーマウスに撃たれた少年。
  • 第4章 1946年1月4日手塚治虫デビュー 占領下のまんがと肉体を持った記号たち。
  • 第5章 1951年4月『アトム大使』連載開始 日米講和と大人になれないアトムたち。
  • 補章1 日米講和と「鉄腕アトム」—手塚治虫は何故「アトム」を武装解除したか
  • 補章2 まんが記号説の成立と戦時下の映画批評—クレショフと手塚治虫をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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