環境政策のポリシー・ミックス
著者
書誌事項
環境政策のポリシー・ミックス
(環境ガバナンス叢書, 7)
ミネルヴァ書房, 2009.10
- タイトル別名
-
環境政策のポリシーミックス
- タイトル読み
-
カンキョウ セイサク ノ ポリシー ミックス
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注記
参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
本書は、環境政策における複数政策手段(税、排出量取引、補助金、直接規制)の組み合わせである「ポリシー・ミックス」の理論的・実証的研究をテーマとしている。これらの研究によって、主として気候変動政策を中心に、複数のポリシー・ミックスについて相互比較をするための共通要件が一定程度、形成されてきた。今後は、その定性的・定量的分析の結果に基づいて、よりよいポリシー・ミックスを求めて、その客観的評価基準を構築することが課題となる。
目次
- 環境政策におけるポリシー・ミックスの分析の意義—本書の問題意識とその構成
- 第1部 ポリシー・ミックスの理論(「環境政策におけるポリシー・ミックス論」再考—ポリシー・ミックスの意義・利害得失・課題;温暖化対策税を中心としたポリシー・ミックスの考え方—より意味のある組み合わせのために;温暖化対策におけるポリシー・ミックス—国内排出量取引、協会、環境税;環境補助金とポリシー・ミックスの政治経済学—環境政策選択と環境補助金)
- 第2部 排出量取引制度の理論と実際(日本の温室効果ガス削減対策の課題—欧州排出量取引制度と日欧の企業行動に着目して;重層的ガバナンスと政策変化—ドイツにおける排出枠取引制度導入を事例に;複数政策と排出権取引の効率性—買手市場支配力影響の検証)
- 第3部 技術革新とポリシー・ミックス(環境政策手段の選択と技術革新—企業と政府の役割;再生可能エネルギー政策評価論—ドイツFIT(固定価格制度)を事例として;スウェーデンにおける環境保全投資助成プログラム—技術普及を促進したか?)
- 第4部 地方環境税を中心とするポリシー・ミックス(産業廃棄物税を中心としたポリシー・ミックス—その意義と課題;流域ガバナンスと水源環境保全—森林・水源環境税の「費用負担」と「参加」が示唆するもの;森林・水源環境税の政策手段分析—神奈川県の水源環境税を素材に;森林環境政策の政府間機能配分論とポリシー・ミックス—森林環境税を中心に)
- ポリシー・ミックス分析の発展に向けて—その展望と課題
「BOOKデータベース」 より