中江兆民翻訳の思想

書誌事項

中江兆民翻訳の思想

山田博雄著

慶應義塾大学出版会, 2009.11

タイトル別名

中江兆民 : 翻訳の思想

タイトル読み

ナカエ チョウミン ホンヤク ノ シソウ

注記

博士論文「中江兆民翻訳の思想 : 未完の哲学体系の構想と展開」 (中央大学, 2003) を加筆修正したもの

参考文献一覧: p254-260

内容説明・目次

内容説明

自由な精神による翻訳が創造した近代日本の民主主義。ルソー『社会契約論』と、兆民によるその翻訳とを詳細に比較、手探りで民主主義の本質を捉えるに至る思想的格闘を描く。

目次

  • 第1章 『民約訳解』の全体構想
  • 第2章 『民約訳解』の基本的視座—「力」「自由権」「約」
  • 第3章 『民約訳解』の根本概念—ルソーと兆民の契約観を中心に
  • 第4章 『民約訳解』の「一般意志」論—「君権」と「公志」(「衆志」)の諸相(1)
  • 第5章 『民約訳解』にみえる戦争観—「君権」と「公志」(「衆志」)の諸相(2)
  • 第6章 『民約訳解』の法思想—巻之二第6章「律例」
  • 第7章 『非開化論』の「文明開化」構想
  • 第8章 「民主国ノ道徳」と主体の確立

「BOOKデータベース」 より

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