近代中国の書文化

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近代中国の書文化

菅野智明著

筑波大学出版会 , 丸善株式会社出版事業部 (発売), 2009.10

タイトル読み

キンダイ チュウゴク ノ ショブンカ

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内容説明・目次

内容説明

近代中国に押し寄せた新しい文化の波は、中国が誇る伝統芸術の「書」にもさまざまな変革をもたらした。美術団体の組織化、近代学校における「書」の導入、技術革新に伴う書の出版事業、収蔵活動やデータベース化—これらの試みは近代型の「グローカリゼーション」ともいうべき側面を持っている。「書」をめぐる新しい動向を多面的に検証し、今後の「書文化」の行方を探る画期的な労作。

目次

  • はしがき 現代の書を再考するもう一つの鍵
  • 第1章 書の結社—西〓(れい)印社の誕生を例に
  • 第2章 書の出版—有正書局の出版物を例に
  • 第3章 書の教育—上海美術専門学校における書の講義を例に
  • 第4章 書の収蔵—羅振玉の情報収集を例に
  • 第5章 書のデータベース—『集帖目』の法帖記録を例に
  • 終章 清末における尺牘集の刊行
  • 資料編
  • あとがき 余技性からみた書文化の行方

「BOOKデータベース」 より

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