悪魔の子を孕みし魔女
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悪魔の子を孕みし魔女
(Tokuma Novels Edge, . 黄金の魔女が棲む森||オウゴン ノ マジョ ガ スム モリ)
徳間書店, c2007
- 上
- 下
- Title Transcription
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アクマ ノ コ オ ハラミシ マジョ
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Description and Table of Contents
- Volume
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上 ISBN 9784198507633
Description
キリスト教暦397年。レギウスが目を開かなくなって、ほぼ一年が経過。シフは今日もレギウスの寝台の前で、レギウスに語りかける。シフもすでに16歳。街では変な噂がはやっていた。ミラノ大司教アンブロシウスが死亡し、新しい大司教が受けた啓示によると神のみつかいがあらわれいでて、サタンを打ち負かし、王になるべきものに、帝座をもたらすとか。そんなある日、シフは泥まみれになった子犬をみつける。世話をするうちに、なんとこの犬がしゃべることに気がつく。しかも、あろうことか自分を帝王だというのだ。
- Volume
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下 ISBN 9784198507664
Description
「まさか…レギウス…!」レギウスが立っていた。腰帯のない亜麻布の寝間着をまとった姿は、寝台にいたときの格好だ。波打つ髪を背中にたらし、手には長剣をたずさえている。駆け寄ろうとしたシフの足は、だが異様な気配におしとどめられた。息が詰まるほどの緊迫感。まじりっけのない殺気だった。レギウスの魂を求めて彷徨うシフ。突然登場したレギウスそっくりの人物は…。
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