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詩的間伐 : 対話2002-2009

稲川方人, 瀬尾育生著

思潮社, 2009.10

タイトル読み

シテキ カンバツ : タイワ 2002 2009

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内容説明・目次

内容説明

無化された「歴史」と、しかしなお「無化」自体が頑強な歴史性として顕われている現在の狭間で、本書の「対話」は成立している。言語的交通の不全においてなお、詩作しようとしているわれわれの現在の歴史性は、やがて遠い未来から俯瞰され、整理されるだろうが、いまはそのときではない(稲川方人)。僕たちがやってきたのは、詩の間伐のようなことじゃないかと思う。間伐地を作りながら、そのときどきの現在を語ってきた。俯瞰的な詩史的展望を断念して「現在」を語るときにだけ、そこに加担してくるもの、臨在するものがある(瀬尾育生)。詩の現在に対峙した8年間の集成。

目次

  • 人間が露わになる場所から(2002.7.6)
  • 詩の時間をどう作るか(2002.9.22)
  • 根源に見えるもの(2003.3.4)
  • 公開の責任(2003.7.14)
  • 錯乱の詩法(2003.9.29)
  • 言語の穴—詩を書くことと消すこと(2004.1.19)
  • 文学の虚構について(2004.4.10)
  • 詩の人称(2004.7.19)
  • 「世界」との関係(2004.10.9)
  • 「悲劇の恋/歌」の場所 ゲスト守中高明(2004.11.20)
  • 「素朴さ」にどう対峙するか ゲスト守中高明(2005.1.7)
  • 詩は言葉で書かれる(2005.3.29)
  • 回収されない言葉(たち)(2005.7.3)
  • 具体性の中に立つ(2005.9.27)
  • 「新しさ」とは何か(2006.12.6)
  • 詩的現在をどう語るか(2009.2.23)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB0012740X
  • ISBN
    • 9784783716549
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    388p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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