人間の消失・小説の変貌
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人間の消失・小説の変貌
(Key library)
東京創元社, 2009.10
- タイトル別名
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人間の消失小説の変貌
- タイトル読み
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ニンゲン ノ ショウシツ ショウセツ ノ ヘンボウ
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注記
引用文献: p282-286
内容説明・目次
内容説明
小説、評論、共に精力的に活動を続ける著者が、鋭い感性で時代を代表する作品群を読み解く。『容疑者Xの献身』など話題のミステリのみならず、『1Q84』『グロテスク』など幅広く文芸作品を扱い、さらにドラマ、アニメ、コミックにいたるまで、ジャンルをまたいで論じることで遷りゆく時代を浮彫りにした、力作時評集。
目次
- 序 決断と不能—村上春樹『1Q84』
- 作品と魔性—柄澤齊『ロンド』
- 義体と洗脳—相田裕『GUNSLINGER GIRL』
- 階級と絶対—桐野夏生『グロテスク』
- 転向と空虚—矢作俊彦『ららら科學の子』
- 推理と社会—米澤穂信『さよなら妖精』
- 制作と創造—神林長平『膚の下』
- 障壁と情熱—ユン・ソクホ『冬のソナタ』
- 好色と空白—藤田宜永『恋しい女』
- 鏡像と分身—法月綸太郎『生首に聞いてみろ』
- 名前と認証—北山猛邦『「ギロチン城」殺人事件』
- 夢想と成熟—新海誠『雲のむこう、約束の場所』
- 頽廃と暴力—村上龍『半島を出よ』
- 結束と驚異—麻耶雄嵩『神様ゲーム』
- 悪霊と知能—瀬名秀明『デカルトの密室』
- 勝者と敗者—東野圭吾『容疑者Xの献身』
- 成長と失効—志水辰夫『うしろ姿』
- 本格と論理—道尾秀介『骸の爪』
- 犯罪と処罰—辻村深月『ぼくのメジャースプーン』
- 怪異と推理—三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』
- 解釈と強度—恩田陸『中庭の出来事』
- 自然と環境—東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』
- 文学と前衛—筒井康隆『巨船ベラス・レトラス』
- 片説と小説—佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』
- 収穫と終焉—西澤保彦『収穫祭』
「BOOKデータベース」 より