ラフカディオ・ハーンの日本
著者
書誌事項
ラフカディオ・ハーンの日本
(角川選書, 461)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.12
- タイトル別名
-
小泉八雲の日本
ラフカディオハーンの日本
- タイトル読み
-
ラフカディオ ハーン ノ ニホン
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注記
ラフカディオ・ハーン略年譜: p211-221
参考文献: p222-227
1990年に刊行した『小泉八雲の日本』(第三文明社刊)に加筆, 訂正, 削除を行い, 全面的に書き改めたもの
内容説明・目次
内容説明
松江、熊本、東京…英語教師として日本各地を訪ね歩いたラフカディオ・ハーン。故郷のギリシアや仕事を求めたアメリカで傷ついたハーンは、特派員の職を得て憧れの日本にたどり着いた。日本人の善良さ、辛抱強さ、素朴な心と繊細な文化を愛する一方で、西洋化を推し進める新しい日本に幻滅し、批判を強めていく。彼が残した手紙や講義録、昔話に材を得た「雪女」「むじな」などの作品からその素顔と心の軌跡を描き出す。
目次
- 第1章 ハーンの日本発見—漂泊・幽霊・Old Japan(日本への旅—何に傷つき、何を恐れたのか;日本との出合い—「永遠の日本」というヴィジョン;ハーンと松江—主題の発見;二つの日本—松江から熊本へ;なぜ熊本を去ったのか—教師としての挫折)
- 第2章 教育者としてのハーン—想像力・共感・霊性(英語教師としてのハーン—教育理念と指導法をめぐって;教育における想像力とは何か—日本人の「非個性」と教科書問題;語り部のかたりなす文学講義—『文学の解釈』について;ghostlyなものの響き合い—創作と講義の関連性)
- 第3章 ハーンが現代に語りかけるもの—共生・循環・アニミズム(ハーン文学が語りかけるもの—『怪談』と自伝的断篇をめぐって;夢の小宇宙としての再話文学—『異文学遺聞』から『怪談』へ;永遠に女性的なるものをめぐって—東西の美意識を比較しつつ;妖精たちの棲むところ—『怪談』に描かれた女性像)
「BOOKデータベース」 より