原郷の奄美 : ロシア文学者昇曙夢とその時代
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原郷の奄美 : ロシア文学者昇曙夢とその時代
書肆侃侃房, 2009.11
- タイトル読み
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ゲンキョウ ノ アマミ : ロシア ブンガクシャ ノボリ ショム ト ソノ ジダイ
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注記
昇曙夢略年譜(和田芳英作成): p191-209
参考文献: p210-213
内容説明・目次
内容説明
武者小路実篤や芥川龍之介をはじめとして日本文学に多大な影響を与えた幻のロシア文学者=昇曙夢(のぼり・しょむ)の全体像。奄美−東京−ロシア−奄美。彷徨する魂が紡ぎだす民衆世界とは何だったのか。
目次
- 村背負い、海眺める
- 少年に刻まれた「神降り」
- 「海の向こう」への憧憬
- 函館‐鹿児島を結ぶ幕末史
- 「義は西郷隆盛にあり」
- ロシア語漬けの寄宿舎生活
- 内村鑑三に傾倒した記念
- 双方向のジャーナリズム
- 新しい翻訳文体の模索
- 「道の島」ゆえの空白
- 近代日本の底流に脅威論
- 日露に共通する不安感
- トルストイ「非戦論」の衝撃
- 手にマメのない奴は…
- 文学を捨て「民衆の中へ」
- 二重写しのロシアと奄美
- 時代への好奇心と観察眼
- 上代文化の生きた宝庫
- 明治維新をつくった黒糖
- 書かれざる生活記録
- 戦争協力への抑止力として
- 消えた数千冊の蔵書
- 哀切な「シマウタ」のように
- 命をかけた復帰運動
- 『大奄美史』のための旅路
- 明日のための原郷
「BOOKデータベース」 より