春雨物語論
著者
書誌事項
春雨物語論
岩波書店, 2009.12
- タイトル別名
-
A study of Harusame Monogatari
春雨物語論
- タイトル読み
-
ハルサメ モノガタリロン
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注記
欧文タイトルは巻末より
内容説明・目次
内容説明
最晩年の上田秋成が遺した未完の著作『春雨物語』とはどのような作品であるのか。近世小説が有する様式性からの離脱を試みた秋成晩年の文業を、作品世界の精緻な分析にもとづきながら、ひろく近世文学全体の流れの中に位置付ける。秋成研究の第一人者である著者の考究を集成した待望の論文集。
目次
- 1(秋成文学の展開—文学的攻撃者の足跡;『春雨物語』の世界—内なる古代・内なる言葉へ)
- 2(「血かたびら」幻想—二人の帝王の物語;「天津処女」傍見—六歌仙の“古代”;「目ひとつの神」逍遙—“老い”からの省察;「死首の咲顔」素描—物がたりさま;「宮木が塚」越境—時代と様式からの脱皮;「妖尼公」怪説—変身とエロス;「捨石丸」札記—石と剣の物語 ほか)
「BOOKデータベース」 より