近世初期の検地と農民

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近世初期の検地と農民

速水融著

知泉書館, 2009.12

タイトル読み

キンセイ ショキ ノ ケンチ ト ノウミン

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内容説明・目次

内容説明

一世紀以上に亙る戦国の混乱をへて姿を現した「近世」とは、兵農分離、外交・貿易権、貨幣鋳造権の独占など、幕府が強力な集権力により全国統治を実現した社会であった。その基礎を支えたのがいわゆる「石高制」である。本書はその制度を実現する手段であった検地の実態とそれが近世領主制確立のために担った役割を明らかにする。100冊に及ぶ紀伊国慶長検地帳の分析を通して、年貢をかける土地調査だけではなく賦役負担をする農民数も調査されていたことを発見、近世の家数・人数改めの起源であることを解明して検地の歴史的意義を明らかにする。

目次

  • 序章 検地と近世社会の形成
  • 第1章 近世領主制確立期における浅野氏
  • 第2章 近世初期の検地と本百姓身分の形成
  • 第3章 近世初期検地の性格と背景
  • 第4章 検地帳登録人をめぐって
  • 第5章 紀州慶長検地および検地帳の研究
  • 第6章 紀州北山地方の検地と一揆
  • 第7章 領主の検地帳と村の検地帳
  • 第8章 近世初期の家数人数改と役家について

「BOOKデータベース」 より

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