「清張」を乗る : 昭和30年代の鉄道シーンを探して
著者
書誌事項
「清張」を乗る : 昭和30年代の鉄道シーンを探して
(交通新聞社新書, 011)
交通新聞社, 2009.12
- タイトル別名
-
清張を乗る : 昭和30年代の鉄道シーンを探して
- タイトル読み
-
セイチョウ オ ノル : ショウワ 30ネンダイ ノ テツドウ シーン オ サガシテ
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注記
鉄道・初出誌(紙)年表: p258-265
主な参考文献: p266-267
内容説明・目次
内容説明
日本における社会派推理小説の先駆けとなったベストセラー『点と線』が発表されたのが昭和32年から33年にかけて。その昭和33年は、現在の天皇・皇后両陛下のご婚約が発表されるなど、昭和史にとってエポックメーキングな年であった。また、高度経済成長のさまざまな明暗が現れはじめた年でもあった。本書は、当時の世相を反映した松本清張作品から、鉄道シーンを一挙に再読する試み。
目次
- 第1章 小説に探る鉄道風俗(点と線—座右の書が時刻表;ゼロの焦点—夜汽車の人生模様;張込み—廃線跡、夢紀行;けものみち—食堂車は旅のスパイス;黄色い風土—新婚列車は行く;死の発送—旅情さそう列車名)
- 第2章 鉄路の果てに人生の岐路(眼の壁—山岳列車にひそむ殺意(大糸線);黒い樹海—鉄道事故が分けた明暗(身延線);砂の器—ひなびたローカル線の味わい(木次線);屈折回路—石炭産業の盛衰映して(大夕張鉄道);山峡の章—情死者の最後の贅沢(仙山線))
- 第3章 東京の郊外電車、西へ(不安な演奏—東京五輪で町並みが一変(京王線);蒼い描点—西進する山の手(小田急線);父系の指—鉄道に乗らない富裕層(東急線);青のある断層—いざ帰りなん、故郷へ(中央線))
「BOOKデータベース」 より