外務省に裏切られた日本人スパイ
著者
書誌事項
外務省に裏切られた日本人スパイ
(講談社+α文庫)
講談社, 2009.11
- タイトル別名
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私は外務省の傭われスパイだった
- タイトル読み
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ガイムショウ ニ ウラギラレタ ニホンジン スパイ
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注記
「私は外務省の傭われスパイだった」(小学館 2008年刊)の改題・再編集
内容説明・目次
内容説明
日本に「帰国」した中国残留孤児二世。彼は「中国政府の内部文書がほしい」と持ちかけられ、スパイに仕立て上げられた。「日本人」として、外務省のために、国のために危険も顧みず働いた。その後彼は、国家機密を入手したとして、中国国家安全省に逮捕され、懲役8年の判決を受けた。しかし、外務省は助けようとしなかった。「我々は無関係」として愛国者を裏切った日本外交の非情、そして劣悪極まる「中国の獄中」の実状を描く。
目次
- 第1部 逮捕された日本人スパイ(拘束;スパイ摘発のプロ・中国国家安全省;拘置所での生活;妻と外務省の裏切り;自殺未遂;判決と暴行)
- 第2部 ホームレスから社長、そしてスパイに転じた波乱の半生(残留孤児二世として帰国;新聞を発行;若手エリート外交官;「日本人」としての誇り;中国の国家機密)
- 第3部 中国「獄中生活」の知られざる実態(拘置所の仲間たち;北京市第二監獄;刑務所仲間は二十数ヵ国42人の外国籍囚人;日本大使館の非道な態度;妻への思い;外国籍囚人の権利獲得闘争;監獄での探偵経験—“犯人”は模範囚だった;良郷監獄での半年間)
- 第4部 「棄民」と「裏切り」の日本外交(国会答弁とその余波;特別対談 佐藤優が見た「原博文事件」)
「BOOKデータベース」 より