キャンバスには家族の絵を
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キャンバスには家族の絵を
(文研じゅべにーる)
文研出版, 1994.5
- タイトル読み
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キャンバス ニワ カゾク ノ エ オ
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内容説明・目次
内容説明
十二年間育ててくれたお父さんだった。ピアノの発表会で、うれしそうに目尻にしわをつくったお父さんだった。クリスマスの翌日、油絵の道具を買ってきてくれたお父さんだった。どの場面にも、お父さんがいた。家庭というキャンバスには、お父さんの色がいっぱいにぬられていたのだ。お父さんの色がぬられていることが当たり前になってしまい、見えなくなってしまったり、うとましく思ったりもした。けれど、お母さんの色とセシルの色、二色だけではどうしても足りない。お父さんの色が入って初めて、家族の絵がかけるのだ。小学5年以上。
「BOOKデータベース」 より