にわか産婆・漱石
著者
書誌事項
にわか産婆・漱石
(新人物文庫, 42)
新人物往来社, 2009.11
- タイトル読み
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ニワカ サンバ ソウセキ
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注記
昭和59年(1984)5月、新人物往来社より刊行した『にわか産婆・漱石』収録の四篇に「平手打ち鴎外」を加え、再構成したもの
収録内容
- にわか産婆・漱石
- 大御所の献上品
- 本石町長崎屋
- 乃木将軍の義手
- 平手打ち鴎外
内容説明・目次
内容説明
明治三十八年(一九〇五)十二月十四日未明、第四子の出産をひかえ、産婆の到着を待つ夏目家。昨夜から悠然とかまえていた漱石だが、陣痛がはじまると同時に刻一刻と、せっぱつまった状況に追いこまれていく…。「猫」ならぬ「胎児」の視点で描き、話題を呼んだ歴史文学賞受賞の表題作をはじめ、家康の命で明国に渡り、皇太后の入れ歯作りをすることになった口中医(歯科医)の悲喜劇を描いた直木賞候補作「大御所の献上品」。眼科医土生玄碩を主人公とした「本石町長崎屋」。乃木大将の発明になる義手を贈られた兵士の困惑を描いた「乃木将軍の義手」。単行本未収録の「平手打ち鴎外」の五篇。異色のユーモア時代小説集。
「BOOKデータベース」 より