陵墓と文化財の近代
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書誌事項
陵墓と文化財の近代
(日本史リブレット, 97)
山川出版社, 2010.1
- タイトル読み
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リョウボ ト ブンカザイ ノ キンダイ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
万世一系の「十九世紀の陵墓体系」は、記紀批判のない文献考証と、現地で「口碑」や伝説を収集する「十九世紀の学知」によって決められた。大正期以降にあらわれ、敗戦から今日まで公認となる津田左右吉の古代史・神話研究、浜田耕作などの考古学といった「二十世紀の学知」と齟齬を生じるにもかかわらず、「十九世紀の陵墓体系」は「凍結」された。本書では、ひとり陵墓の問題のみならず、広く文化財をめぐる歴史認識としてとらえた。
目次
- 1 世界遺産と「19世紀の陵墓体系」(2008年神功皇后陵への立入り;世界遺産と陵墓 ほか)
- 2 陵墓がつくられる(近世の修陵;明治維新と陵墓 ほか)
- 3 陵墓と人びとの関わり(近世の神功皇后信仰;伝説と陵墓 ほか)
- 4 近代の学知と陵墓治定(西都原古墳の発掘;幻の『大阪府庁文書』 ほか)
- 21世紀の陵墓問題
「BOOKデータベース」 より