書誌事項

日本人の肖像二宮金次郎

岩井茂樹著

(角川叢書, 45)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.2

タイトル別名

二宮金次郎 : 日本人の肖像

タイトル読み

ニホンジン ノ ショウゾウ ニノミヤ キンジロウ

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注記

引用・参考文献一覧: p225-232

内容説明・目次

内容説明

かつてどの小学校の校庭にも置かれていた二宮金次郎像。薪を背負い読書しながら歩く姿は、江戸期に狩野派が中国の朱買臣の図像を取り入れたものだった。幸田露伴が『二宮尊徳翁』の口絵で、朱買臣の図像と苦学する金次郎の姿を結びつける。その後、富山の薬売りのおまけである「売薬版画」や広告の題材に使われ、金次郎のイメージは一気に全国に広がっていった。出世より努力を体現する二宮金次郎は、庶民にとって新しい理想像となり、国家にとっても重要な意味をもつことになる。金次郎像に秘められた意外なイデオロギーを鋭く描き出す。

目次

  • 第1章 金次郎誕生
  • 第2章 金次郎のモデルは誰か
  • 第3章 手本は中国、朱買臣
  • 第4章 金次郎像の変容
  • 第5章 隠されたイデオロギー
  • 終章 肖像画としての金次郎

「BOOKデータベース」 より

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