夢曳き船
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夢曳き船
徳間書店, 2010.1
- タイトル読み
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ユメヒキブネ
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内容説明・目次
内容説明
材木商伊勢杉陣左衛門は向島の料亭から新築普請用の熊野杉千本を一万両で請け負う。ところが回漕中、時化で杉七百本を失う。残りは熱田湊に留め置かれ、先払いがない限り一本も回さないという。窮地に立たされた伊勢杉に、伊豆晋平が助け舟を出した。箱崎町の貸元、あやめの恒吉に四千両の用立てを願い出る。首尾よく杉が納められれば、料亭から入る材木代を全額、恒吉に支払うという提案である。丁半博打にも似た大勝負に乗った恒吉は、杉回漕に代貸の暁朗を同船させる。首尾よく運べば四千両の儲け、逆目が出たら四千両の損。窮地に立たされた材木商を救う伊豆晋平の奇策に箱崎の貸元がのった。迫り来る嵐と大波に翻弄されながら凄絶な海との戦いを描く長篇時代小説。
「BOOKデータベース」 より