『坊っちゃん』と日露戦争 : もうひとつの『坂の上の雲』
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『坊っちゃん』と日露戦争 : もうひとつの『坂の上の雲』
(徳間文庫, ふ-28-1)
徳間書店, 2009.11
- タイトル読み
-
ボッチャン ト ニチロ センソウ : モウ ヒトツ ノ サカ ノ ウエ ノ クモ
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文献あり
内容説明・目次
内容説明
痛快ユーモア小説として親しまれている夏目漱石の『坊っちゃん』。実はじつは、維新から日露戦争までの明治社会を痛烈に批判した小説だった—。明治政府への憤り渦巻く漱石と『坂の上の雲』の登場人物たちには、不思議な因縁がある。そこを切り口に日露戦争当時を検証すると、あの名作とは違った日本の姿が見えてくる。数々のエピソードで綴る、ドラマでは見られないもう一つの坂の上の雲。
目次
- 『坊っちゃん』は『坂の上の雲』への批判だった
- 秋山好古は、なぜ教員から軍人に転じたか
- 世界に冠たる意外な提督「東郷平八郎」
- 漱石をも呆れさせた「金州丸」沈没の虚実
- 日露戦争の捕虜神話
- 日清戦争後の「薩摩ブーム」で追い回される「猫と尻」
- ベストセラー福沢諭吉『学問のすゝめ』と小学校の意外な素顔
- 陸軍が吹いた「ラッパ」
- 「青年」という言葉の生みの親の老獪さ
- 日本最大の宣伝機関「小学校」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より