フッサールにおける「原自我」の問題 : 自己の自明な「近さ」への問い
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フッサールにおける「原自我」の問題 : 自己の自明な「近さ」への問い
法政大学出版局, 2010.2
- タイトル別名
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Das Problem des "Ur-Ich" bei Edmund Husserl : die Frage nach der selbstverständlichen "Nähe" des Selbst
フッサールにおける原自我の問題 : 自己の自明な近さへの問い
- タイトル読み
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フッサール ニオケル 「ゲン ジガ」 ノ モンダイ : ジコ ノ ジメイ ナ 「チカサ」 エノ トイ
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注記
博士論文 (ドイツ・ヴッパータール大学) を踏襲したもの。その後2006年にSpringer社より刊行。
文献一覧: 巻末p11-23
内容説明・目次
内容説明
最晩年のフッサールが「原自我」という概念で呼んだ問題事象は、従来の現象学解釈にいかなる本質的変更を迫るのか?フッサールの膨大なテキストに徹底して寄り添い、その生涯にわたる思索と方法の展開をつぶさに跡づけながら、いまだ明確に提示されたことなき「原自我」論の根源性を初めて体系的に記述する、気鋭の画期作。
目次
- 序論
- 第1部 「原自我」論への準備的省察—自明性・明証・視る者への問い(「自明性」の学としての現象学;「非‐自我論的」還元と明証への還帰—「視」の深まりについて;現象学的主題としての「自我」の発見)
- 第2部 「原自我」論の体系的解釈の試み(「主観性の逆説」から「原自我」の問いへ;原自我とエポケーの徹底化—問題の批判的限定;原自我と志向的変様—唯一性と等置;原自我の必当然的明証—「近さ」と「差異」としての自己)
「BOOKデータベース」 より