フェティシズムの世界史
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フェティシズムの世界史
(竹書房文庫, HZ-02)
竹書房, 2007.3
- タイトル読み
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フェティシズム ノ セカイシ
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参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
古の時代、ありとあらゆる“フェチ”には名前などなかった。なぜならそれは等しく愛という名の病であったから…。「純潔な者は一人もいない。たいていの者は自分の罪を偽り、巧妙に隠しているだけだ」とは、母と交わり、生殖腺を抜いた美男の奴隷を妻にし、さらには屈強な奴隷に自らを“女”として抱かせた伝説を持つネロの言葉である。彼らの行為は悪徳の栄えに過ぎなかったのか、それとも勇気ある先駆けだったのか—。ただひとつ言えるのは、貴人の性癖は芸術文化をリードしただけでなく、政治をも動かす原動力となりえたということである。SM、近親相姦、同性愛…やんごとなき人々の隠れた性癖から世界史を紐解く禁断の歴史雑学本。
目次
- 第1章 古代、中世、ルネサンス(インドSMことはじめ—カーマスートラに学ぶ愛の極意;歪みきったマザコン—悪女なママと暴君ネロ、愛と憎しみの「蜜月」;禁断の女装趣味と男装趣味—兄弟が性別まで交換?奇書『とりかへばや物語』 ほか)
- 第2章 バロック、ロココ(マゾヒスティック・エクスタシー—神の「女」の絶愛体験;おサイコ忠臣蔵(1)—幕府を揺るがす男の嫉妬;おサイコ忠臣蔵(2)—吉良の首はどこへ行った? ほか)
- 第3章 ロマン主義、世紀末(涙の大奥化粧—眉毛と美人のフェティッシュな関係;寺は江戸時代のホストクラブ—奥女中と破戒僧の「蜜」な関係;奥女中御用達のヘルス嬢—大奥の奥の秘密、女按摩 ほか)
「BOOKデータベース」 より