嘘から出たまこと
著者
書誌事項
嘘から出たまこと
現代企画室, 2010.2
- タイトル別名
-
セルバンテス賞コレクション
La verdad de las mentiras
- タイトル読み
-
ウソ カラ デタ マコト
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注記
p[4]に「セルバンテス賞コレクション 2」の記述あり
内容説明・目次
内容説明
今と違う自分になりたい—それは、いつの世にあっても人類共通の夢。小説の起源はそこにこそある。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる—だからこそ面白い小説の魅力を、名うての小説読みが縦横無尽に論じる。
目次
- 嘘から出たまこと
- 人間の根源—ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』(一九〇二)
- 深淵からの呼びかけ—トーマス・マン『ヴェニスに死す』(一九一二)
- ジョイスのダブリン—ジェイムス・ジョイス『ダブリンの市民』(一九一四)
- 群衆と破壊の都—ジョン・ドス・パソス『マンハッタン乗換駅』(一九二五)
- 平凡のなかの濃密で豪華な生活—ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』(一九二五)
- 宙に浮いた楼閣—スコット・フィッツジェラルド『華麗なるギャツビー』(一九二五)
- 荒野のおおかみの変身—ヘルマン・ヘッセ『荒野のおおかみ』(一九二七)
- フィクションとしてのナジャ—アンドレ・ブルトン『ナジャ』(一九二八)
- 悪の聖域—ウィリアム・フォークナー『サンクチュアリ』(一九三一)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より