機械仕掛けの歌姫 : 19世紀フランスにおける女性・声・人造性

書誌事項

機械仕掛けの歌姫 : 19世紀フランスにおける女性・声・人造性

フェリシア・ミラー・フランク著 ; 大串尚代訳

東洋書林, 2010.2

タイトル別名

The mechanical song : women, voice, and the artificial in nineteenth-century French narrative

機械仕掛けの歌姫 : 19世紀フランスにおける女性声人造性

タイトル読み

キカイジカケ ノ ウタヒメ : 19セイキ フランス ニオケル ジョセイ コエ ジンゾウセイ

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注記

原著 (Stanford, California : Stanford University Press, c1995) の全訳

引用・参考文献: 巻末p10-19

内容説明・目次

内容説明

本書は人造美女/独身者の機械というきわめて今日的なテーマに対し、「声」の表象に光を当てた先駆的研究である。精神分析とフェミニズムの議論をふまえながら、プルーストやルソーをはじめ、ジョルジュ・サンド、バルザック、ネルヴァル、ボードレール、ホフマン、そしてヴィリエ・ド・リラダンらの作品を通して、歌声と女性とテクノロジーの関係を鮮やかな手さばきで検証していく。聴く者を虜にする、この世のものと思われない精妙な歌声の表象がもたらすものは何か。そこには近代を特徴づける「崇高」の美学的体験が息づいている。

目次

  • 第1章 母なる声への郷愁
  • 第2章 エコーの忘れ得ぬ歌
  • 第3章 女祭司の歌
  • 第4章 時計仕掛けの鳥—歌手と天使と曖昧な性差
  • 第5章 ボードレールと化粧する女
  • 第6章 エディソンの録音された天使
  • 第7章 人ならざる者の声、崇高なる歌

「BOOKデータベース」 より

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