戦中の「マタイ受難曲」 : 成城学園・ヒューマニズムの光彩

書誌事項

戦中の「マタイ受難曲」 : 成城学園・ヒューマニズムの光彩

柴田巌著

みやび出版, 2009.8

タイトル別名

戦中のマタイ受難曲 : 成城学園ヒューマニズムの光彩

タイトル読み

センチュウ ノ マタイ ジュナンキョク : セイジョウガクエン ヒューマニズム ノ コウサイ

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注記

参考文献一覧: p238-241

発売: 創英社/三省堂書店

内容説明・目次

内容説明

クラシック音楽史を駆け抜けた一瞬の旋風、成城合唱団。太平洋戦争の危機迫る中、バッハ「マタイ受難曲」は粛々と演奏された。その背景には、明治より連綿と続く「新教育への志」があった。昭和十一年から十八年までのわずか八年間ではあるが、太平洋戦争によって文化活動が制限されしかも生活も困難な時代に、本格的な合唱を始めた成城合唱団の歴史を綴ると同時に、それを可能にした一人の文部行政官の伝記に触れつつ、戦災による資料の紛失と戦後の混乱のため明らかにならなかった戦前の新教育と音楽教育を、文化史的に語る。

目次

  • 第1部 成城合唱団の誕生(天才指揮者、貴志康一からの呼びかけで「第九」を歌う;原田潤の出現;素人にヴェルディの「レクイエム」が歌えるか;ローゼンストックの修行 ほか)
  • 第2部 修養から教養へ—澤柳政太郎が夢見た新学校(「所求第一義」を分析すると;澤柳政太郎の誕生;京都帝大事件;澤柳の教育哲学は ほか)

「BOOKデータベース」 より

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