ニコラ・プッサン : 絵画的比喩を読む Nicolas Poussin : lisés l'istoire et le tableau
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書誌事項
ニコラ・プッサン : 絵画的比喩を読む = Nicolas Poussin : lisés l'istoire et le tableau
慶應義塾大学出版会, 2010.2
- タイトル別名
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ニコラプッサン : 絵画的比喩を読む
- タイトル読み
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ニコラ プッサン : カイガテキ ヒユ オ ヨム
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注記
博士論文『ニコラ・プッサンにおける古代美術とラファエッロの受容 : 画家の制作論および観者の期待と画家の戦略の観点から』(慶應義塾大学, 2007年度) を書き改めたもの
文献目録: p439-482
内容説明・目次
内容説明
17世紀フランス古典主義の画家ニコラ・プッサンは、絵画的比喩を駆使し、カンヴァスにあらゆる「意味」を託した。リシュリュー枢機卿の依頼で描いた作品、友人に送った作品をつぶさに分析し、プッサンのたくらみを明らかにする快著。
目次
- 第1章 プッサンと古代美術(プッサンと古代美術の関係についての諸見解;「マルスとウェヌス」の図像伝統と寓意的意味;プッサン作“マルスとウェヌス”の図像分析;プッサンの「絵画的比喩」と古代美術;本章の結び—古代受容と「絵画的比喩」)
- 第2章 作品の意味生成—リシュリュー城「王の陳列室」の装飾における“バッコスの勝利”と“パンの勝利”(先行研究と問題の所在;リシュリュー城「王の陳列室」の再構成と部屋の性格;マントヴァの作品入手と当初の装飾構想;プッサン作“バッコスの勝利”の作品分析;プッサン作“パンの勝利”の作品分析;プッサンの作品とマントヴァの作品の形式的対応;「王の陳列室」内でのマントヴァの作品群;プッサンの作品とマントヴァの作品の対応—「王の陳列室」装飾全体の意味)
- 第3章 プッサンとフランス古典主義の形成—画家の戦略の観点から(先行研究と問題の所在;プッサン作“ネプトゥヌスの勝利”の作品分析;“連れ去られるリナルド”と“アイネイアスに武具を指し示すウェヌス”に見る古代美術とラファエッロの受容;本章の結び—プッサンとフランス古典主義)
「BOOKデータベース」 より