経書解釈の思想史 : 共有と多様の東アジア
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経書解釈の思想史 : 共有と多様の東アジア
ぺりかん社, 2010.3
- タイトル読み
-
ケイショ カイシャク ノ シソウシ : キョウユウ ト タヨウ ノ ヒガシアジア
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文献あり
内容説明・目次
内容説明
漢字文化圏に共有された儒学経典は、東アジアの知と思想の源泉をなしたテキストであるが、またその解釈史は、中国はもとより朝鮮・日本諸地域の固有の文化的コンテクストや政治経済体制に応じて多様に変容をとげ、新たな解釈と意味を獲得し、独自の「知」を形成していった。その過程を比較史的に論じることで、儒学経典の意義と東アジアの思想史を新たにとらえ返した、第一線の研究者による国際的共同論集。
目次
- 東アジアにおける儒家的経典の解釈と政治的権力の関係
- 東アジア海域交流から見る近世前期日本儒学の問題
- 近世における日中の「経世致用」観—朱舜水と貝原益軒を比較して
- 朝鮮儒学と徂徠学
- 朝鮮時代における経書の暗記・身体化・唄劇化の一面
- 江戸の思想史と『論語』
- 孔顔の楽しむ処と曾点の情趣
- 『論語』の政治概念及びその特色
- 仁と楽—『論語』中の楽論と現代東アジア学者の解釈
「BOOKデータベース」 より