近代中国における音楽教育思想の成立 : 留日知識人と日本の唱歌
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近代中国における音楽教育思想の成立 : 留日知識人と日本の唱歌
慶應義塾大学出版会, 2010.3
- タイトル読み
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キンダイ チュウゴク ニオケル オンガク キョウイク シソウ ノ セイリツ : リュウニチ チシキジン ト ニホン ノ ショウカ
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注記
史料、及び引用・参考文献: p381-393
学位請求論文「近代中国における学校音楽教育論の成立史研究 : 清末民初における留日知識人の音楽教育思想の分析を介して」 (慶應義塾大学, 2007年) を部分的に改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
海を渡った学校唱歌—。明治期日本で成立した学校唱歌は、中国において音楽教育思想の近代化の礎となった。しかし国家の近代化に動乱する中国において、なぜ、知識人たちがあえて日本の唱歌を導入し、それを学校教育に組み込もうとしたのか。本書は、入手し難い清末の資料を可能な限り集め、中国知識人による日中の教育思想交流の実態を綿密に分析し解明した、著者渾身の一冊である。
目次
- 序章 研究の主題と方法
- 第1章 中国における近代学校音楽教育論の前史として
- 第2章 明治日本の学校音楽教育
- 第3章 留日知識人雑誌に見る音楽教育思想
- 第4章 沈心工の唱歌集に見る留日知識人の音楽教育実践
- 第5章 美育論による学校音楽教育の位置づけ
- 終章 留日知識人の学校音楽教育論の系譜及び歴史的意義
「BOOKデータベース」 より